一、フレックスタイム制度
日本ではいま、若い労働力が不足しています。そこで、各職場では労働力を確保するためにいろいろな工夫をしています。
その一つの方法として、働く時間を自分で選べるという、フレックスタイム制度を取り入れる会社が增えてきました。働く時間を自分で選べるといっても、まったく自由に自分の好きな時に働けばいいというものではありません。
たとえば、ある会社ではコアータイムといって、午前10時15分から午後3時15分までは全員働かなければならない時間帯を決めています。その前後の時間は自由で、朝6時15分から夜9時45分まではいつでも自分の好きな時間を選んで働くことができます。つまり、朝寝坊したい人は朝10時から夕方6時まで働いてもいいし、午後早く家に帰りたい人は朝7時15分に来て、3時15分に帰ってもいいのです。けれども、一日に8時間以上は必ず働かなければなりません。
注释:
工夫(くふう)办法,窍门
フレックスタイム制度弹性工作时间的制度
コアタイム规定时间段内全体员工上班时间
時間帯(じかんたい)时间段
朝寝坊(あさねぼう)睡懒觉
问题:
1 フレックスタイム制度とはどのようなものですか。
1)労働者が自由に自分の好きな時に働くことを選べる制度
2)一日に8時間以上働けば、何時から何時まで働いても自由な制度
3)所定の時間帯以外は自由な時間に出退社し、一日に8時間以上を勤務する制度
4)一日に8時間働かなくても、ほかの日にたくさん働けばいいという制度
2 コアタイムで決めた全員出勤の時間帯は何時から何時までですか。
1)午前10時15分から午後3時15分までです
2)朝6時15分から夜9時45分までです
3)朝10時から夕方6時までです
4)朝7時15分から午後3時15分までです
3 フレックスタイム制度を取り入れる理由は何ですか。
1)朝寝坊したい人が增えたからです
2)早く家に帰りたい人が增えたからです
3)自由に労働時間を選びたい人が增えたからです
4)若い労働力が足りないからです
二、体のリズム
人の体の溫度を体溫と言います。体溫は昼の間は高く、夜、寝ている間は、2、3度低くなります。これは、人が昼の間は体を動かして働き、夜になると静かに眠るからだと思われがちですが、そうではありません。眠らないで昼も夜も同じようにベッドで休んでいても、体溫は昼の間は高くなって、夜は低くなります。これは、人がもともと持っている体の中の時計、いわゆる体内時計のためなのです。生まれたばかりの赤ちゃんにはこのような体内時計はまだありません。だんだん明るさや暗さがわかるようになり、大人といっしょに生活していくうちに、体内時計ができてきます。生まれてから大体3か月から4か月ぐらいで体内時計ができてくるそうです。
注释:
動かす(うごかす)使...动.开动
いわゆる(所謂)所谓
问题:
4 人体の体溫が昼と夜と違うのは、なぜですか。
1)人が体内時計を持っているからです
2)昼は働き、夜は眠るからです
3)昼と夜の気溫が違うからです
4)昼も夜も同じようにベッドで休んでいるからです
5 赤ちゃんにはいつ体内時計ができてきますか。
1)生まれてすぐです 2)明るさや暗さがわかってからです
3)大人と生活してからです 4)3か月から4か月経ってからです